アカゲラ(Great Spotted Woodpecker)
🐦 分類
- 分類:キツツキ目 キツツキ科
- 学名:Dendrocopos major
- 英名:Great Spotted Woodpecker
🧭 特徴
アカゲラは全長約23cmの中型のキツツキで、日本では最もよく見られる種類の一つです。黒と白のコントラストが美しく、オスは後頭部に赤い斑点があるのが特徴です。飛ぶときに「ピョンピョン」と波状飛行し、ドラミング(木を叩く音)で存在を知らせることも多いです。
🗓️ 季節による違い
北海道では一年を通して見られますが、冬はより目立ちやすくなります。繁殖期にはドラミングの頻度が増え、春にはペアで行動する姿も観察されます。
識別のポイント
アカゲラは頭部の色で性別や年齢を見分けることができます。
- オス成鳥
後頭部(うなじ部分)に赤い帯があります。横や後ろから見ると赤色がよく目立ちます。 - メス成鳥
頭部は全体的に黒く、赤色はありません(ただし腹部や尾の下側には赤があります)。 - 幼鳥(オス・メス共通)
頭頂部が全体的に赤く、成長とともにオスは後頭部だけ赤くなり、メスは赤色が消えます。
この特徴を覚えておくと、観察時にペアや親子を見分けやすくなります。
📸 撮影メモ
- 写真左
- 撮影地:温根内
- 撮影日:2025年8月2日
- 状況:森の中でドラミングの音を頼りに探していたところ、木の幹を登るように動くアカゲラを発見。赤い頭がアクセントになっており、斑点模様も美しかったです。葉に覆われたシーンも多く、撮影には少し粘りが必要でした。
- 写真右
- 撮影地:大沼公園
- 撮影日:2025年7月20日
- 状況:つがいでドラミングをしているアカゲラを発見。キャプションで隠れてしまっている部分にもう1羽います。
🖼️ 写真ギャラリー

