バン(鷭 / Gallinula chloropus)
分類
- 分類:ツル目クイナ科 / バン属
- 学名:Gallinula chloropus
- 英名:Common Moorhen
特徴
バンは全長約32cmほどの中型のクイナの仲間で、湿地や池沼、水田などに生息します。
全体は黒褐色の体に白い脇腹の線が目立ち、額から嘴にかけて鮮やかな赤色の額板が特徴です。嘴の先端は黄色で、識別しやすい鳥です。
泳ぎはカモ類よりもぎこちなく、首を前後に動かしながらゆっくり進む姿がよく見られます。
生態・食性
雑食性で、水生植物の芽や葉、種子、昆虫、小型の貝類などを食べます。
水面を泳ぎながら採餌したり、水辺の草むらで餌を探すこともあります。
繁殖期には水辺のヨシ原などに巣を作り、複数回に分けて産卵することもあります。雛は生まれてすぐに泳げる能力を持ち、親鳥とともに行動します。
📍観察メモ
野付半島 野鳥観察小屋で撮影しました。
額板の赤色がよく目立つため、観察しやすく、双眼鏡でも識別しやすい鳥です。
比較的警戒心が強いですが、湿地に隠れながら泳ぐ姿を観察することができます。
📸 写真ギャラリー

