🪶ホオジロ(道東の野鳥図鑑)

ホオジロ(頬白)


基本情報

  • 和名: ホオジロ(頬白)
  • 英名: Meadow Bunting
  • 学名: Emberiza cioides
  • 分類: スズメ目 ホオジロ科
  • 全長: 約16〜17cm
  • 分布: 北海道〜九州、朝鮮半島、中国など
  • 生息地: 農耕地、草原、低木のある里山、公園など
  • 観察時期: 一年中(主に留鳥)

特徴

ホオジロは、その名の通り「白い頬」が目立つ鳥です。特にオスは黒と白のコントラストがはっきりとした顔立ちをしており、遠くからでも目立ちます。メスや幼鳥は全体的に淡い色味で、オスほどのコントラストはありませんが、同じように頬が白く見えることがあります。


鳴き声

春先から初夏にかけて、オスは縄張りを主張するように高い場所で「チョチュチュチュチュ、チュチュチュ」という独特のさえずりを繰り返します。地鳴きは「チッ チッ」という控えめな声です。


食性

主に草の種子や昆虫、小さなクモなどを食べます。地面や草むらで採餌している姿がよく見られます。


繁殖

5〜8月にかけて、地面や低木の中に巣を作ります。1回に産む卵は4〜5個で、主にメスが抱卵します。オスは周囲で警戒したり、さえずりで縄張りを守ります。


撮影メモ

2025年8月、北海道・琵琶瀬湖周辺で撮影。木の枝や柵の上でさえずる姿を確認。メス個体と思われるものも混在していた。


備考

ホオジロは都市部でも比較的見かけることができる身近な野鳥の一つです。特に春から初夏のさえずりは印象的で、野鳥観察の入門種としても親しまれています。


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