🪶コサメビタキ(道東の野鳥図鑑)

コサメビタキ

基本情報

  • 和名:コサメビタキ
  • 学名:Muscicapa dauurica
  • 英名:Asian Brown Flycatcher
  • 分類:スズメ目ヒタキ科サメビタキ属

特徴

コサメビタキは全長約13cmと小柄なヒタキ科の渡り鳥。全体に灰褐色の羽色で、下面は白く、胸から脇にかけて斑がほとんどない。細い白いアイリングが特徴で、枝先や林縁で昆虫を捕食する姿がよく見られる。

この個体は幼鳥と見られ、成鳥に比べ全体的に柔らかい色合いで、羽のエッジが淡色。塘路湖周辺の林で、高めの枝にとまりながら虫を捕えていた。

生息環境

夏季は北海道から本州中部以北の山地林で繁殖し、冬季は東南アジアへ渡る。釧路湿原や塘路湖周辺では、繁殖期や渡りの時期に見られることが多い。

撮影メモ

高い枝にとまり、周囲を見回しながら時おり飛び出して空中で虫を捕らえていた。観察中はさえずりや地鳴きは確認できなかった。逆光だったため現像時に明るさを補正し、アイリングや下面の無斑を確認できた。


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