🪶センダイムシクイ(道東の野鳥図鑑)

センダイムシクイ

学名: Phylloscopus coronatus
分類: スズメ目 ムシクイ科


🐦 特徴

センダイムシクイは、全体的に黄緑色の羽と淡い腹部を持つ、小型のムシクイ類の鳥です。眉斑(目の上の白っぽいライン)がはっきりしており、頭頂にやや暗色の線が見られることもあります。鳴き声は「チヨチヨビー」と聞こえることがあり、これが名前の由来とも言われます。


🗾 分布

日本では主に夏鳥として北海道から本州、四国にかけて渡来し、繁殖します。秋には東南アジア方面へ渡って越冬します。


🌲 生息環境

落葉広葉樹林や混交林を好み、低地から山地まで広く見られます。藪や木の中を活発に移動しながら、昆虫などを捕食します。


🍽️ 食性

主に昆虫食で、葉の裏や枝にいる小さな虫、クモなどを探して捕食します。


📝 備考

「ムシクイ」と名前がつく鳥は数種おり、外見が似ているため識別が難しいですが、本種は比較的眉斑が明瞭で、声でも判別できます。双眼鏡や録音機材があると観察がより楽しめます。

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